いつかきっと・・・

モラ夫と暮らして早30年過ぎました。
子供2人と暮らす貧乏主婦です。
身体が丈夫じゃないので病院通い。
色々と愚痴ブログです。

友人?R子

買い物の帰り向こう側から
歩いてくる人を見て
ん?って目を見張った


霰交じりの雨が降っているのに
綿入り半纏で歩いてくる


その顔と歩き方ですくにわかった
R子だって
声をかけるとあっちもびっくりして
しばらく立ち話をした


R子と私は同じ年で同じ職場に勤務してた
実家からは遠かったので二人とも
会社の寮に住んでいた


彼女の両親と弟は金遣いが荒く
借金をしてたので
給料日になると
弟が金をせびりに寮へやってきた
そしてほぼ全額もって行くのだった


なので彼女はいつもお金が無くて
食事はどんぶり飯に醤油をかけただけとか
ねこまんまみたいなものばかり
食べていた
もともと太っていたけど・・・
炭水化物でお腹を満たしてる感じだった
何回か気の毒で奢ってやったこともある


借金取りが寮にやってきて
部屋中のTVや荷物に赤札が貼られて
もっていかれたこともあった


私が結婚退職した2年後
彼女も知り合いの紹介で結婚して
会社をやめた


相手は農家で父親と二人暮らしだった


一度妊娠したけど8ヶ月で死産して
そのあとはもう子供はできなかった
県内だけど遠い場所にいたので
会うことは無かった
年賀状はきてたけど・・


それがなぜ今いるのか?


旦那の父親が認知症になり彼女に
暴力を振るうようになったので嫌気がさして
離婚して戻ってきたのだそうだ
あの両親はもう亡くなったらしい


母親の妹・・つまり叔母と暮らしてて
あの弟も一緒だそうだ


彼女は無職
弟も代行の仕事であったりなかったり・・


どうやって暮らしてるの?って
聞いたら収入は叔母の年金のみだそうだ


叔母といってももう84歳らしい


この先彼女はどうするつもりなんだろうか?


その叔母の家は近所にあるのは知ってるけど
凄いあばら家だ・・
窓にカーテンもない
ぼろぼろで屋根も腐っている
電話もPCもなにもないそうだ


R子は少し頭が弱い・・・
普通の人がやらないようなことをしたり
え?って思うような言動をする
螺子が一本足りない、という感じ


しかもどもりも酷いし
腋臭も凄い
多分どこも使ってくれないだろうな、という
感じ


あの頃の職場は人が足りなかったので
若い子なら誰でもよかったのかもしれない


何度か家を訪ねてきたらしいが
多分お菓子とか目的なのかもと
思うとうっかり上げるのも躊躇してしまう


前歯も何本かなかったし
髪も真っ白でぼさぼさ
しかも半纏とか・・おかしいでしょ?
まるで田舎のおばあさんみたい・・・


何だか凄くせつなくなったけど
ここで同情しちゃうとやばいと思って
そのまま帰ってきた


彼女が寮にいた頃は部屋もすごく汚くて
何度も管理人に怒られてた
きっと今でもだらしないんだろうなあ・・


あの頃貧乏だったけど
今もそうなんだな


年金手帳とかどっかいったわ
とか笑って話すことじゃないよ


ほんと馬鹿だ・・・